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愛知県の機械工具商社でレゴ®シリアスプレイ®を活用したチームビルディング研修|「仲が良い」の先にある本音の対話【瀬戸大同様 導入事例】

5 日前
読了時間: 7分



「社員同士は仲が良い。でも、お互いの本音まで知っているだろうか」


「経営理念はある。でも、一人ひとりの仕事とつながっているだろうか」


「言われたことはきちんとこなす。でも、自分から一歩踏み出す社員がもっと増えてほしい」


こんな思いを抱えている経営者や人事担当者の方は、少なくないのではないでしょうか。


この記事では、愛知県瀬戸市の株式会社瀬戸大同様で実施した、レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材を活用した対話型ワークショップの事例をご紹介します。


「人の良さ」が強みの組織が、どのように本音の対話へ踏み出したのか。研修後に担当者様が感じた職場の変化とあわせてお伝えします。



瀬戸大同様の皆さんと、2日間にわたり対話の時間を持ちました
瀬戸大同様の皆さんと、2日間にわたり対話の時間を持ちました

「人の良さ」が強みの会社が、あえて対話の場をつくった理由


瀬戸大同様は、機械・工具の提供を通じてものづくり企業の製造現場を支える専門商社です。


「ものづくりのベストパートナー」を掲げ、「ヒトで勝つ、チームで勝つ」という考え方と、社訓「誠実」を大切にされています。


社員同士の関係は良好で、職場の雰囲気も明るい。

それでも、事前の打ち合わせでは次のような課題意識を伺いました。


  • 仲は良いが、「なぜ働くのか」「何を大切にしたいのか」を語り合う場は少ない

  • 仲間への愛着を、会社の理念や顧客への貢献にもつなげたい

  • 指示に応えるだけでなく、お客様の期待を超える挑戦を自ら考えられる組織にしたい

  • 営業・事務・配送など、それぞれの仕事のつながりを見つめ直したい


社長からは「会社に使われるのではなく、会社を使って自分の人生の目標を達成してほしい」という言葉もいただきました。


仕事は人生のすべてではない。けれど、人生の大切な一部である。


その思いを、研修設計の軸に据えました。


では、この課題に対して、どのような場をつくったのか。次に研修の中身をご紹介します。




理念と課題に合わせて設計した、4時間の対話型ワークショップ


研修は2026年10月13日・14日の2日間、参加者55名を2グループに分け、各4時間で実施しました。


メイン講師の私に加え、各日3名のサブファシリテーターが各テーブルの対話を支える体制です。


プログラムは、瀬戸大同様のためにゼロから組み立てた5つのステップで構成しました。



  1. 自分の仕事の意味を見つめ直す:「働く=傍(はた)が楽になる」を手がかりに、自分の仕事で誰が助かっているかを考える


  2. お客様に選ばれる未来を形にする:「瀬戸大同だからお願いしたい」と言われる未来をブロックで表現


  3. チームの未来をつくる:一人ひとりのモデルから最も大切な要素を持ち寄り、共有モデルを制作


  4. 自分にとっての「幸せに働く」を考える


  5. 明日からのOne Actionを決める



特に大切にしたのはステップ3です。


「ものづくりのベストパートナーであり続けるために、私たちはどんなチームでありたい?」という問いに対し、多数決で一つを選ぶのではなく、全員の考えをつないで一つのチーム像を形にしました。



一人ひとりが「自分の仕事の意味」をブロックで表現
一人ひとりが「自分の仕事の意味」をブロックで表現



当日の様子:同じ問いから、まったく違う作品が生まれた


印象的だったのは、参加者の皆さんが終始前向きに取り組まれていたことです。


普段は自分の考えを積極的に表現する機会が少ない社員の方も、作品づくりに集中し、ご自身の思いを語っておられました。


同じ問いでも、できあがる作品は一人ひとりまったく違います。


「どうしてこの形にしたの?」と興味を持って質問し、相手の話を聴く。


そこから、普段の業務会話とは少し違う対話が生まれていきました。


同じ問いから、一人ひとりまったく違う作品が生まれ、前のめりに話を聞いています。
同じ問いから、一人ひとりまったく違う作品が生まれ、前のめりに話を聞いています。

「どんなチームでありたい?」全員の思いをつないだ共有モデル
「どんなチームでありたい?」全員の思いをつないだ共有モデル

担当者・田中様の声と、研修後の職場の変化


研修後、ご担当の田中様から次のようなメッセージをいただきました。


「特に、普段自分から意見を発する機会の少ない社員が、主体的かつ前向きに取り組む姿は普段とは良い意味でギャップを感じるシーンでした。」


「『自分の思いや価値観を共有する場』というのは普段あまりありませんが、思っていた以上に潜在ニーズがあるのかもしれません。」


「またそれを直接ではなく、レゴブロックを通したことで本音に近い部分を各々表現できたのだと思います。」


そして、私たちが最も大切に受け止めたのが、このひと言です。


「研修後は内勤の女性事務員からの自発的コミュニケーションが増えたこと、またメンバー間のコミュニケーションがよりポジティブになった変化を身近でも感じています。」



研修の場で笑顔が生まれることも大事です。


けれど、それ以上に意味があるのは、日常の職場に戻ってから、自分から話しかける人が増えたことだと考えています。


もちろんこれは担当者様が身近で感じた変化であり、研修だけが理由だと言い切れるものではありません。


それでも、変化の芽が職場の中に見えていることは、大きな一歩です。


なお、振り返りアンケートの自由記述をAIで分類した参考値では、印象に残ったことの最多は「多様な視点と価値観の発見」(33.3%)。


「この会社で幸せに働く状態」では「チームワークと良好な人間関係」(29.2%)が最多で、「自己成長と貢献」(18.8%)を挙げる声もありました。相手の考えを知ること自体が、大きな学びになっていたことがうかがえます。





この事例から見えること:「仲が良い」と「深く理解し合っている」は違う


今回は、人間関係に問題を抱えた会社の改善事例ではありません。


むしろ、もともと人の良さが強みの会社での事例です。


だからこそ、お伝えしたいことがあります。「仲が良い」と「互いの思いを深く理解している」は、同じではありません。


仕事の話はできても、「何のために働くのか」「どんなチームになりたいのか」をじっくり話す機会は、どの職場でも多くはないはずです。


良好な関係という土台があるからこそ、違いを安心して出し合える。


そして違いを知ったうえで、一緒に新しい価値を考えられる。


心理的安全性とは、仲良しでいることではなく、率直な対話と主体的な行動を支える土台なのだと、改めて感じました。


レゴ®シリアスプレイ®は、単なるブロック遊びではありません。


言葉になりにくい思いを形にし、誰もが対話に参加できる場をつくり、それをチームの未来像や明日の行動へつなげるための手法です。


今回生まれたOne Actionが、日々の仕事の中で少しずつ形になっていくことを願っています。




よくある質問


Q1. 人間関係が良好な会社でも、レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修を行う意味はありますか?


A. あります。

関係が良い組織ほど、遠慮から本音や価値観の違いが表に出にくいこともあります。作品を介して語ることで、普段の会話では見えにくい思いを安心して共有しやすくなります。




Q2. 50名を超える規模でも実施できますか?


A. 可能です。

今回は55名を2グループに分け、サブファシリテーターを配置して、各テーブルで一人ひとりが十分に語れる体制をつくりました。人数や目的に応じて設計します。




Q3. 愛知県など北陸以外の企業にも対応していますか?


A. はい。

株式会社できるは石川県金沢市を拠点に、全国の企業様に対応しています。事前に経営者・担当者の方のお話を伺い、理念や課題に合わせてプログラムを設計します。





最後まで読んでくださったあなたへ


「社員同士は仲が良い。でも、本当にお互いの考えを知っているだろうか」


「経営理念はある。でも、社員一人ひとりの仕事とつながっているだろうか」


そんな問いが少しでも浮かんだなら、それは組織が次の段階へ進むタイミングかもしれません。


株式会社できるでは、企業ごとの課題や理念に合わせて、レゴ®シリアスプレイ®を活用した対話型研修を設計しています。30分で、いまの組織の状態を一緒に整理してみませんか。無理な勧誘や売り込みは一切ありません。


仲の良さは、組織の大きな財産です。その力を次の一歩に変える方法を、一緒に考えます。





👉 レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修とは?費用・事例を見る


👉 レゴ®シリアスプレイ®体験会に参加する


👉 公式サイト|株式会社できる



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【著者プロフィール】

幸動力コーチ 杉本 嵩龍(すぎもと たかたつ)

株式会社できる 代表取締役。

「人と組織が幸せに働き続ける未来をデザインする」をミッションに、脳科学(RAS®)・レゴ®シリアスプレイ®・コーチングを組み合わせた対話と体感を重視した支援を行っています。

延べ200社・4,000名以上の経営者・管理職・チームと向き合ってきました。

44歳での会社整理という挫折と、ゼロからの再出発を経験したからこそ、経営者の孤独や、決断し続ける苦しさに、きれいごとなく寄り添えます。

現在は金沢市山間部・牧山町でヤギと猫に囲まれながら暮らしています。

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