研修で変わった社員が、現場で元に戻ってしまう理由とレゴ®シリアスプレイ®を活用した研修の効果を定着させる3つのフォロー
- 3 日前
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こんなことで悩んでいませんか?
研修直後は雰囲気が変わったのに、1ヶ月後には元通りになっていた。
「良かった」という感想はもらえるが、現場で何が変わったのかよくわからない。
研修にお金をかけるたびに、「本当に意味があるのか」と感じてしまう。
もしそんな経験があるなら、この記事はあなたに向けて書きました。
先日、当社のブログにこんなコメントをいただきました。
「研修を受けた社員が、現場に戻った後も学びを継続して活かすためには、企業側はどのようなフォローが効果的でしょうか」
核心を突く問いです。
研修後の定着こそ、人材育成のもっとも難しい部分であり、もっとも差が出る部分だからです。今回は、200社以上の支援経験からつかんできた「現場定着の3原則」をお伝えします。
研修の学びが現場で消えていく理由
研修当日、参加者の表情が変わる瞬間があります。
「そういうことか」「自分はこう思っていたんだ」という顔です。これは本物の変化です。
では、なぜ現場に戻ると元に戻ってしまうのか。
原因は、研修の質ではありません。「日常の引力」です。
締め切り、ルーティン、上下関係、暗黙のルール——現場には、人を「いつも通り」に引き戻す力が満ちています。研修で得た気づきは、その引力に何も装備がなければ、静かに上書きされていきます。
【ポイント】
研修は「種まき」。定着は「水やり」。水やりを設計していない研修は、種が芽吹かないまま終わる。
レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修は、手を動かし、語り、他者の視点と出会う体験型のプログラムです。
だからこそ気づきの深さは本物です。しかし同時に、その深さゆえに「一人では言語化しきれない」ままになりやすい。フォローが特に重要な手法とも言えます。
定着を生む3つのフォロー
① 1ヶ月以内に「振り返りの対話」を5分だけ設ける
研修直後のフォローは、実はあまり意味がありません。
感動の余韻があるうちは「変わった気がする」状態が続くからです。
本当に大切なのは、研修から3〜4週間後。
日常に戻った後、どんな変化があったか(あるいはなかったか)を問う短い対話の場です。
上司から社員への一言でいい。
「あの研修、仕事に使えてる?」それだけで、研修の記憶が行動と結びつき始めます。
【実感】
「1ヶ月後に上司に聞いてもらえた」という体験が、社員の学びへの姿勢を変える。問われること自体が、継続の動機になる。
② 上司が「受け取る姿勢」を持つ
社員が「全体の流れで考えてみると……」と口にしたとき、上司の反応がすべてを決めます。
「それより今日の納期を」と流されてしまえば、社員は二度と言わなくなります。
「面白い見方だね」と受け取られれば、その視点が根付いていきます。
フォローの本質は、制度ではなく関心です。
仕組みよりも、管理職が「聞く姿勢」を持てているかどうか。これが定着率を最も左右する要因です。
当社では、管理職向けのフォローアップセッションを研修後に設計することもあります。
「部下の変化をどう受け取るか」を、管理職自身がレゴ®シリアスプレイ®のメソッドを活用して体感する機会です。
③ 変化を「見える化」する
「
研修の効果が感じられない」と言う企業の多くは、変化を測っていないか、変化を見る場がないかのどちらかです。
当社では、Ocapiという測定ツールを活用して、研修前・研修直後・3ヶ月後の変化を数値で追う取り組みをご提案しています。
「対話の質が上がったか」
「視野が広がったか」
「自分の意見を言いやすくなったか」
こうした問いを数値化することで、「感覚の変化」が「根拠のある変化」になります。
経営者や人事担当者が研修への投資を正当化できるだけでなく、社員自身も「自分は変わっている」という自覚を持てるようになります。
変化が見えることが、次の変化の動機になる。この循環が、組織の学習する文化をつくっていきます。
フォローまで設計することで、研修の価値は3倍になる
私が22年間、家業の経営に携わり、そして44歳で会社整理を経験した中で痛感したことがあります。
変化は、一人では続かない。
誰かが関心を持ち続けてくれること。
問いを向けてくれること。
変化に気づいてくれること。
それが人の成長を支える根っこだと、今は確信しています。
レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修は、その場で確かに何かが変わります。
でもそれは種まきに過ぎない。
フォローという水やりを設計してはじめて、組織に根づく変化になります。
「研修をやって終わり」の時代は終わっています。
定着まで含めて設計することが、これからの人材育成の標準になると、私は考えています。
よくある質問(FAQ)
Q1. フォローアップは研修と別に費用がかかりますか?
プログラムの設計によります。当社では、研修本体とフォローアップをセットにしたパッケージもご提案しています。まずはご相談ください。単発研修とセット研修のどちらが費用対効果が高いか、一緒に考えます。
Q2. Ocapiはどのような企業に向いていますか?
「研修の効果を数値で示したい」「経営層に人材投資の根拠を説明したい」というニーズをお持ちの企業様に特に有効です。製造業・建設業・福祉業など、当社の支援先の多くで活用いただいています。
Q3. 管理職が忙しくてフォローの時間が取れない場合は?
5分の対話で十分です。むしろ「仕組み化しないこと」が大切で、マニュアル通りの確認より、上司が自然に声をかける文化のほうが定着に効きます。どんな声のかけ方が職場に合うか、一緒に考えることもできます。
最後まで読んでくださったあなたへ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もし今、
人や組織のことで、ひとりで抱えている悩みがある
頑張っているのに、どこか空回りしている感じがする
「このままでいいのか」と、ふと立ち止まりたくなる瞬間がある
そんな感覚が少しでもあるなら、それは変化のタイミングが近づいているサインかもしれません。
まずは軽く話すだけで大丈夫です。無理な勧誘や売り込みは一切ありません。「話してみて、違うと思ったらそれでOK」です。
O Sole Mio! いつも心に太陽を!
【著者プロフィール】
幸動力コーチ 杉本 嵩龍(すぎもと たかたつ)
株式会社できる 代表取締役。
「人と組織が幸せに働き続ける未来をデザインする」をミッションに、脳科学(RAS®)・レゴ®シリアスプレイ®・コーチングを組み合わせた対話と体感を重視した支援を行っています。延べ200社・4,000名以上の経営者・管理職・チームと向き合ってきました。44歳での会社整理という挫折と、ゼロからの再出発を経験したからこそ、経営者の孤独や、決断し続ける苦しさに、きれいごとなく寄り添えます。現在は金沢市山間部・牧山町でヤギと猫に囲まれながら暮らしています。



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