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ものづくりの現場に足りなかったのは「技術」じゃなかった──北陸の製造業でレゴ®シリアスプレイ®を活用した生産性向上研修が好評な理由

  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

こんなことで悩んでいませんか?


「技術力はある。でも、なぜか現場の生産性が上がらない」

「社員それぞれは頑張っているのに、どこかチームがかみ合っていない気がする」

「研修でスキルを教えても、現場がなかなか変わらない……」


この記事では、北陸・石川県を中心とした製造業の現場で、レゴ®シリアスプレイ®のメソッドと教材を活用した生産性向上研修がなぜ好評なのか、その「核心」をお伝えします。


スキルの話ではありません。もっと根っこにある「視点」と「姿勢」の話です。



「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」の正体


製造業の現場を長く見ていて、ひとつ気づいたことがあります。


生産性が伸び悩む職場の多くは、技術が足りないのではなく、「自分の持ち場だけを頑張る」状態に陥っています。


「鎖」と「ハイキング」で考えてみてください


鎖を両端から引っ張ったとき、どこで切れるか——それは「一番弱い輪」ですよね。どれだけ他の輪が丈夫でも、一番弱い輪がチェーン全体の強さを決める。


ハイキングで全員が一緒にゴールするには、足の速い人のペースではなく、一番足の遅い人に合わせることになります。一人が猛ダッシュしても、チーム全体は早くならない。


これはTOC(制約条件の理論)という考え方で、ものづくりの現場にそのまま当てはまります。


自分の担当工程だけを猛スピードで処理しても、流れの途中に「一番時間のかかる工程(ボトルネック)」があれば、そこで仕事が山積みになるだけです。部分最適は、全体最適にならない。むしろ現場を混乱させることさえあります。


でも、これが「頭でわかっている」と「実感として腑に落ちている」では、行動がまったく変わるのです。



「全体を見る」と「利他の心」──レゴ®シリアスプレイ®が現場にもたらすもの



レゴ®シリアスプレイ®のメソッドと教材を活用した生産性向上研修では、「仕事の入口から出口」を全員でレゴブロックを使って可視化するワーク(ランドスケープ)を行います。


自分の担当工程だけでなく、上流・下流を含めた「仕事の流れ全体」を、ブロックという具体的な物体で表現して、テーブルの上につないでいく。


ここで起きることが面白い。


講義で「全体最適が大事です」と説明しても、なかなか伝わらないことが、ブロックでつながった全体の流れを目の前にしたとき、一瞬で腑に落ちる。


「あ、ここが詰まってたから、俺のところで仕事が積み上がっていたのか」

「自分が早く終わらせても、次の工程を助けないと意味がなかったんだ」


この「気づき」が、利他の行動の出発点になります。


自分だけ頑張るのではなく、チームのボトルネックを全員で解消しようとする姿勢——これがものづくりの本質的な生産性向上につながるのです。



手を動かすから、腑に落ちる


「頭でわかっている」と「身体で感じた」は違います。


レゴブロックで手を動かしながらモデルをつくる行為は、「統合思考」と呼ばれるプロセスを引き起こします。


手と頭と言葉が同時に働くことで、普段は言語化できなかった気づきが表に出てくる。


「あの人がどんな仕事をしているか、実はよく知らなかった」

「こんなふうにつながっているとは思っていなかった」


この種の気づきが、対話を生み、チームの協力関係をつくっていきます。



実際の製造現場で起きた変化──2つの事例


事例①:自動車部品・金属加工メーカー様(6時間研修)


若手から中堅にかけて、コミュニケーション不足が課題でした。


お互いの仕事の流れが見えにくく、無口なメンバーも多い。離職防止も経営課題のひとつでした。


レゴ®シリアスプレイ®のメソッドと教材を活用した生産性向上研修(6時間)を実施。安心して話せる場づくりから始まり、自分の仕事と全体の流れの可視化、そして一人ひとりの行動宣言まで行いました。


担当者からの声:

「無口で大人しいメンバーが多いのですが、自分の思いをしっかり言葉にできていたと聞き嬉しく思いました」


緊張がほぐれ会話が活性化し、「全体を見て協力する」姿勢が現場に芽生えました。研修後に「また話し合いの場を持とう」という空気が自然と生まれたといいます。



事例②:老舗 醤油味噌製造会社様(製造業×部門横断対話)


営業部・直販部・製造部・経理部が、普段ほとんど対話しない状態でした。


「社員間の対話を増やし、チームとしての意識を醸成してほしい」というご依頼からスタート。


3時間のワークショップで、部署の垣根を超えて想いを伝え合う場をつくりました。


その後、他部署にも展開。継続的に実施した結果、新規販路開拓・海外展開が進み、業績が130%アップという成果につながっています。


「社員の本音が垣間見えた」(社長)


技術を教えたわけではありません。ただ、全体を見る視点と、お互いへの関心が生まれたことが、結果的に業績という形で表れました。



「なぜこの会社でものづくりをするのか」──理念と現場がつながる瞬間


生産性向上の研修でありながら、最終的には会社の理念や「働く意味」の話に行き着くことがよくあります。


「この会社で働く自分は何者か」「自分たちのものづくりは、誰のためにあるのか」——これは効率化の話ではなく、人間としての問いです。


レゴ®シリアスプレイ®のメソッドは、手を動かしながらこの問いに向き合う場をつくります。


ブロックで表現された「自分の仕事」が、全体のランドスケーフ゛の中に位置づけられたとき、参加者はしばしばこんなことを口にします。


「自分がやっていることって、ちゃんと意味があったんだな」


この感覚が、モチベーションの根っこになります。


スキルより先に、この「意味」を感じてもらうこと。それが、レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修の、ものづくりの現場における最大の価値だと私は思っています。



よくある質問(FAQ)


Q. 製造業の現場向けに、特別なカスタマイズは必要ですか?


A. はい、現場の業種・課題・人数・時間に合わせて内容を設計しています。「仕事の入口から出口」を可視化するランドスケーフ゛ワークは、製造業との親和性が特に高く、現場での応用事例も豊富です。まずはお気軽にご相談ください。



Q. 「レゴで遊ぶ研修」と思われて、現場に受け入れてもらえるか心配です


A. これは多くの担当者様からいただく声です。実際に研修が始まると、「ブロックを使うことで普段より素直に話せた」という感想が多く出てきます。最初は半信半疑の参加者も、ワーク中に真剣になっていく——これがレゴ®シリアスプレイ®のメソッドの特徴です。



Q. 研修の時間や費用の目安を教えてください


A. 製造現場向けの生産性向上研修は、半日(3〜4時間)から1日(6時間)のプログラムを中心にご提案しています。費用については人数・内容・地域により異なりますので、お問い合わせページよりご相談ください。北陸(石川・富山・福井)エリアを中心に対応しており、全国への出張も可能です。




最後まで読んでくださったあなたへ


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


もし今、


・人や組織のことで、ひとりで抱えている悩みがある

・頑張っているのに、どこか空回りしている感じがする

・「このままでいいのか」と、ふと立ち止まりたくなる瞬間がある


そんな感覚が少しでもあるなら、それは変化のタイミングが近づいているサインかもしれません。


まずは軽く話すだけで大丈夫です。


無理な勧誘や売り込みは一切ありません。「話してみて、違うと思ったらそれでOK」です。


ずっと一人で考えてきたことを、一度だけ話してみてください。 それだけで、何かが変わることがあります。





O Sole Mio! いつも心に太陽を!



著者プロフィール


幸動力コーチ 杉本 嵩龍(すぎもと たかたつ)

株式会社できる 代表取締役。「人と組織が幸せに働き続ける未来をデザインする」をミッションに、脳科学(RAS®)・レゴ®シリアスプレイ®・コーチングを組み合わせた対話と体感を重視した支援を行っています。延べ200社・4,000名以上の経営者・管理職・チームと向き合ってきました。44歳での会社整理という挫折と、ゼロからの再出発を経験したからこそ、経営者の孤独や、決断し続ける苦しさに、きれいごとなく寄り添えます。現在は金沢市山間部・牧山町でヤギと猫に囲まれながら暮らしています。





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