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石川県・金沢の経営者が「このままでいいのか」と感じたら:何もしないことが、最大のリスクになる理由

  • 7月16日
  • 読了時間: 6分


「大きな失敗はしたくない。だから、今は動かないでおこう」


「今のやり方でなんとか回っている。変える理由が、特に見つからない」


「このままでいいのか——そう思いながら、もう何年も過ぎてしまった」



もし、この3つのどれかに心当たりがあるなら、この記事はあなたのために書きました。


多くの経営者は「動くこと」のリスクをよく考えます。


新しい設備投資、人の採用、事業の転換。どれも失敗したら痛い。だから慎重になる。

それ自体は、経営者として当然の感覚です。


けれど、ほとんど誰も計算に入れていないリスクがあります。

それが、何もしないことのリスクです。


この記事でわかること何もしないことがなぜ最大のリスクなのか、その正体と、明日から日常の「当たり前」をひっくり返して次の一歩を見つける具体的な方法をお伝えします。




何もしないことが、最大のリスクである理由


動かなければ失敗はしません。これは事実です。


でも、動かないあいだにも、世界は動いています。


市場は変わり、お客さまの価値観は変わり、若い世代の働き方は変わっていく。


石川県・金沢の中小企業を回っていても、「うちは昔からこうだから」で止まった会社と、少しずつでも問い直し続けている会社とでは、5年後にはっきり差がついています。


何もしないという選択は、実は「今のまま緩やかに沈んでいく」という積極的な選択です。


やっかいなのは、それが痛みを伴わないことです。


失敗は痛いのですぐ気づきます。

でも「何もしないことによる機会損失」は、静かで、目に見えません。気づいたときには、選べたはずの道がいくつも閉じている。これが最大のリスクの正体です。


私自身、44歳で家業の繊維加工会社を整理する決断をしました。


あのとき本当に怖かったのは、決断そのものよりも、「決めきれずに問題を先送りしていた数年間」のほうでした。動けなかった時間が、いちばん高くついたのです。


では、どうすれば「何もしない」から抜け出せるのか。

大きな決断をいきなり求める必要はありません。まずは、頭の使い方を少し変えるところからです。



日常の「当たり前」をひっくり返してみる


行き詰まりを感じる経営者に、私がよくお伝えするのがこの問いです。


なんで、これが当たり前なんだろう?


会議は対面でやるもの。

役職が上の人から発言するもの。

この商品はこの価格で売るもの。


長く続けてきたことほど、私たちは「当たり前」として疑わなくなります。


RAS®(脳の網様体賦活系)の観点でいえば、脳は見慣れたものを「もう考えなくていいもの」として処理を省略していく。効率的である反面、可能性の芽を無意識に刈り取ってしまうのです。


だからこそ、意識して当たり前を裏返してみます。


もしこれが逆だとしたら、だれが喜ぶんだろう?


たとえば「若手は上司の指示で動くもの」を逆にして、「上司が若手の困りごとを聞きにいく」としたら、誰が喜ぶか。若手が喜び、離職が減り、結果として上司も楽になるかもしれない。



その人は、本当にお金を払うのだろうか?


ここまで問うと、思い込みと現実のズレが見えてきます。


「昔からこうやってきた」の多くは、実は誰も検証していない前提だったりします。


この問いを一人で続けるのは、案外むずかしいものです。


自分の「当たり前」は、自分にとっては透明で見えないからです。




一人で抱えず、問いを外に出す


経営者の孤独の本質は、「答えがないこと」ではなく、「一緒に問いを立てる相手がいないこと」にあると私は考えています。


弊社の幸動力コーチングでは、レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修やワークを取り入れています。


手を動かして作品をつくると、言葉より先に本音が出てくる


「本当はこうしたかった」「この当たり前が、実は重荷だった」

——頭で考えるだけでは出てこなかったものが、形になって目の前に現れます。


これは自己理解を深め、止まっていた自分を動かすための、地に足のついたアプローチです。




事例:金沢の製造業経営者・Aさんの場合


金沢市内で従業員30名ほどの金属加工業を営むAさん(50代)。業績は悪くない。

でも「このままでいいのか」という感覚を、何年も抱えていました。


Before

新しいことに手を出して失敗するのが怖く、「今は動かないのが正解」と自分に言い聞かせていました。

でも心のどこかで、静かに焦っていたのです。


セッションで「なんでこれが当たり前なんだろう?」と問い直していくと、Aさんの「当たり前」が見えてきました。


それは「社長は現場のすべてを把握していなければならない」というもの。


この前提が、権限委譲も新規事業も、すべてを止めていたのです。


After

「逆に、自分が把握しない領域をつくったら誰が喜ぶか」と考えたAさんは、若手にひとつの工程を丸ごと任せてみました。


若手は生き生きと動きはじめ、Aさんには考える時間が生まれました。


半年後、長年温めていた新分野への試作に、ようやく着手することができました。


Aさんが変えたのは、大きな戦略ではありません。


たった一つの「当たり前」をひっくり返しただけでした。




よくある質問(FAQ)


Q1. 慎重に動かないことは、経営者として正しい判断ではないのですか?

慎重さは大切です。

ただ「動かない」と「慎重に見極める」は違います。前者は思考停止、後者は主体的な選択です。問い直した上で「今は動かない」と決めるなら、それは立派な決断。危ういのは、怖さから目をそらして先送りすることです。



Q2. 何から手をつければいいか分かりません。

大きな決断からでなくて大丈夫です。

まず一つ、「これは本当に当たり前か?」と疑える習慣を一つの業務で持つこと。小さな逆転から始めてください。



Q3. コーチングやワークは、金沢でも受けられますか?

はい。

石川県・金沢を拠点に、対面・オンライン両方で対応しています。まずは体験セッションで、いまの「当たり前」を一緒に棚卸しするところから始められます。



最後まで読んでくださったあなたへ


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。もし今、


  • 人や組織のことで、ひとりで抱えている悩みがある

  • 頑張っているのに、どこか空回りしている感じがする

  • 「このままでいいのか」と、ふと立ち止まりたくなる瞬間がある


そんな感覚が少しでもあるなら、それは変化のタイミングが近づいているサインかもしれません。


まずは軽く話すだけで大丈夫です。無理な勧誘や売り込みは一切ありません。

「話してみて、違うと思ったらそれでOK」です。


👉 幸動力コーチングとは?内容・進め方を見るhttps://www.dekiru-jp.com/coaching

👉 まずは体験セッションで「当たり前」を棚卸しするhttps://www.dekiru-jp.com/lego-serious-play-taiken

👉 公式サイト|株式会社できるhttp://dekiru-jp.com



O Sole Mio! いつも心に太陽を!


【著者プロフィール】

幸動力コーチ 杉本 嵩龍(すぎもと たかたつ)

株式会社できる 代表取締役。

「人と組織が幸せに働き続ける未来をデザインする」をミッションに、脳科学(RAS®)・レゴ®シリアスプレイ®・コーチングを組み合わせた対話と体感を重視した支援を行っています。延べ200社・4,000名以上の経営者・管理職・チームと向き合ってきました。44歳での会社整理という挫折と、ゼロからの再出発を経験したからこそ、経営者の孤独や、決断し続ける苦しさに、きれいごとなく寄り添えます。現在は金沢市山間部・牧山町でヤギと猫に囲まれながら暮らしています。

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