top of page

新入社員・内定者研修にレゴ®シリアスプレイ®を活用して離職率が下がった理由|北陸の製造業の事例

  • 2 日前
  • 読了時間: 7分
社員がやめない


「せっかく採用したのに、一年経たずに辞めてしまった」


「研修はやっているのに、新人がなかなか職場になじめない」


「内定者が、入社までの間に気持ちが離れていってしまう」


製造業をはじめ、北陸の中小企業の経営者・人事担当者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。

採用にかけた時間とコストを思えば、当然の悩みです。


この記事では、新入社員・内定者研修にレゴ®シリアスプレイ®を活用すると、なぜ定着につながりやすいのかを、2026年の新入社員意識調査のデータと、福井県・石川県の実際の事例を交えて解説します。




いまの新入社員が本当に抱えている不安とは


離職を防ぐ研修を考えるうえで、まず知っておきたいのが「今の新入社員が何に不安を感じているか」です。


リクルートマネジメントソリューションズの2026年新入社員意識調査によると、働くうえでいちばん大きな不安は「仕事についていけるか」で64.6%。次いで「上司とうまくやっていけるか」42.9%、「先輩・同僚とうまくやっていけるか」36.8%と続きます。


一方で「十分な収入が得られるか」は8.1%、「雇用が継続されるか」は2.7%と、かなり低い水準です。


ここに大事なヒントがあります。


いまの新入社員の不安の中心は、お金や雇用そのものではなく、「自分の力が通用するか」「職場の人間関係でうまくやれるか」という、適応と関係性の不安なのです。


そして彼らが求めている職場像も明確です。


同調査では、働きたい職場として「お互いに助けあう職場」が66.8%でトップ。上司に対しても「一人ひとりに丁寧に指導してほしい」が50.1%で初めて首位になりました。


つまり、2026年の新入社員は「放っておいてほしい」のではなく、安心できる関係の中で、ちゃんと成長したい世代だと言えます。



「安心」だけでも「厳しさ」だけでも定着しない


ここで誤解しがちなのが、「とにかく優しく、居心地よくすれば辞めない」という発想です。


しかし同じ調査では「言うべきことは言い、厳しく指導してほしい」も24.0%と、3年連続で上昇しています。


新入社員は、丁寧に見てほしいと同時に、成長のために必要なことははっきり言ってほしいとも思っているのです。


定着のために必要なのは、甘やかしではありません。安心できる関係性 × 明確な期待値 × 小さな成功体験 × 丁寧なフィードバック——この組み合わせです。


では、入社前後の限られた研修時間で、これをどう実現するか。ここでレゴ®シリアスプレイ®を活用した研修が力を発揮します。


リクルートマネジメントソリューションズによる「新入社員意識調査2026」
引用:リクルートマネジメントソリューションズによる「新入社員意識調査2026」


なぜレゴ®シリアスプレイ®を活用した研修が定着につながるのか


レゴ®シリアスプレイ®は、レゴ®ブロックを共通言語として使い、一人ひとりが自分の考えを立体的なモデルとして「つくり、語り、聴き合う」体験型のメソッドです。


株式会社できるでは、このメソッドと教材を活用した研修・ワークショップを提供しています。


新入社員・内定者研修との相性が良いのには、はっきりとした理由があります。




1. 発言が苦手な新人でも、全員が自分の言葉を持てる


入社したばかりの環境で、いきなり「自分の思いを話してください」と言われても、多くの新人は身構えてしまいます。声の大きい人だけが話し、おとなしい人は黙ったまま——よくある光景です。


レゴ®シリアスプレイ®では、まず手を動かしてモデルをつくり、その作品について語ります。作品が「話すきっかけ」になるため、口下手な人でも自然に自分の考えを表現できるのです。これは、前述の「自分の力が通用するか」という不安をやわらげる最初の一歩になります。



2. 同期や先輩との「横のつながり」が早く生まれる


不安の上位を占めた「人間関係」。これは、知り合う時間が足りないことから来ています。


レゴ®シリアスプレイ®の場では、作品を介してお互いの価値観や背景を語り合うため、表面的な自己紹介では見えない「その人らしさ」が早い段階で共有されます。


助け合える関係の土台が、研修の中で自然にできあがっていくわけです。



3. 「明日から何をするか」を自分の言葉で決められる


研修が「いい話を聞いた」で終わると、現場での行動にはつながりません。


レゴ®シリアスプレイ®は最後に「明日から何をするか」という行動宣言まで落とし込みます。


自分でつくり、自分で語って決めたことだからこそ、納得感を持って実践に移しやすくなります。




北陸・製造業の実際の事例


ここからは、実際にレゴ®シリアスプレイ®を活用した研修を導入した、北陸・東海の製造業の事例をご紹介します。



事例1:福井県・松浦機械製作所様(内定者研修)


福井県の松浦機械製作所様では、内定者研修としてレゴ®シリアスプレイ®を活用したワークショップを実施しました。


内定者が抱える「繋がりたい」「知りたい」「自信を持ちたい」という3つの欲求を満たし、入社前の不安払拭と内定辞退の防止をねらいとしたものです。


結果は、参加した内定者全員が期待を上回る楽しさと学びを実感。


担当者からは、翌日のグループワークで昨年以上にアイディアにあふれた意見が出たという声をいただきました。入社前のこの段階で同期意識と企業理解が深まることは、入社後の早期離職を防ぐうえで大きな意味を持ちます。




事例2:トラック車体製造 T様(新入社員研修)


トラック車体を製造するT様では、新入社員研修でレゴ®シリアスプレイ®を活用しました。


学生から社会人へのマインドセットの切り替え、仕事への意欲や使命感を深めること、そして同期の仲間づくりがテーマです。


担当者からは「これまでにない活気ある新入社員研修だった」との評価をいただきました。




事例3:静岡県の自動車部品・金属加工メーカー様(若手〜中堅/離職防止)


新入社員に限りませんが、定着という観点で示唆に富むのが、静岡県の自動車部品・金属加工メーカー様の事例です。


若手〜中堅のコミュニケーション不足、無口なメンバーが多く意見が出にくいこと、そして離職防止が課題でした。


6時間のものづくり生産性向上研修の中でレゴ®シリアスプレイ®を活用し、安全に話せる場をつくったところ、緊張がほぐれて会話が活性化。担当者からは「無口で大人しいメンバーが多いのですが、自分の思いをしっかり言葉にできていたと聞き嬉しく思いました」という声をいただきました。



「話せない人が、話せるようになる」——これは離職防止に直結する変化です。

自分の思いを職場で言葉にできる人は、孤立しにくく、辞めにくいからです。



よくある質問(FAQ)


Q1. レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修は、何人くらいから実施できますか?


内定者数名の小規模なものから、全社員規模の大人数まで対応しています。

北陸の建設業では130名規模の全社員研修を実施した実績もあります。人数に応じて進め方を設計しますので、まずはご相談ください。



Q2. レゴで遊ぶだけで、本当に効果があるのですか?


レゴ®シリアスプレイ®は、構成主義やフロー理論といった学習理論に裏づけられたメソッドです。

手を動かして考えることで、言葉だけの議論では引き出せない本音や気づきが生まれます。効果を引き出すうえで重要なのは、認定ファシリテーターによる問いの設計と場づくりです。



Q3. 入社前の内定者にも実施できますか?


はい。むしろ内定期間は、入社への不安をやわらげ、同期意識を育てる絶好のタイミングです。

福井県の松浦機械製作所様のように、内定辞退防止を目的に実施するケースもあります。




最後まで読んでくださったあなたへ


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

もし今、


  • 採用した人材が定着せず、ひとりで頭を抱えている

  • 研修はやっているのに、現場での変化につながっていない気がする

  • 「うちの新人は、本当に育っているのか」と立ち止まりたくなる瞬間がある


そんな感覚が少しでもあるなら、それは自社の育て方を見直すタイミングが近づいているサインかもしれません。

採用に投じたコストを「定着」という成果に変えられるかどうか。

それを確かめてみることは、経営判断のひとつです。





👉 レゴ®シリアスプレイ®を活用した研修とは?費用・事例を見る


👉 体験会に参加する


👉 公式サイト|株式会社できる


O Sole Mio! いつも心に太陽を!




【著者プロフィール】

幸動力コーチ 杉本 嵩龍(すぎもと たかたつ)

株式会社できる 代表取締役。

「人と組織が幸せに働き続ける未来をデザインする」をミッションに、脳科学(RAS®)・レゴ®シリアスプレイ®・コーチングを組み合わせた対話と体感を重視した支援を行っています。延べ200社・4,000名以上の経営者・管理職・チームと向き合ってきました。44歳での会社整理という挫折と、ゼロからの再出発を経験したからこそ、経営者の孤独や、決断し続ける苦しさに、きれいごとなく寄り添えます。現在は金沢市山間部・牧山町でヤギと猫に囲まれながら暮らしています。

コメント


bottom of page