「挨拶しない自由」はアリ?- 挨拶は気持ちの問題」では伝わらない!新入社員が腑に落ちる本当の理由
- 嵩龍 杉本
- 6月17日
- 読了時間: 4分
「挨拶しない自由」はアリ?——新入社員が納得する、たった1つの理由

「最近の若手は、こちらから挨拶しても返ってこない…」
「挨拶を教えるのも押しつけになってしまうのでは…?」
「そもそも、今どき挨拶ってそこまで必要なのか?」
中小企業の経営者や人事ご担当の方から、こんなお悩みをよく耳にします。
社員同士のコミュニケーションを円滑にし、働きやすい職場をつくりたい——そう願っているのに、「挨拶ひとつ」にすら抵抗を示されると、どう対応すればよいのか、迷われることもあるでしょう。
でも、じつはたった一言で、そのモヤモヤがスッと解消されるとしたら、どうでしょうか?
■「挨拶」はなぜ必要なのか?
「気持ちいいから」「マナーだから」「思いやりを示す行為」 —— 従来の説明では、今の若手社員にはなかなか響きません。 彼らの多くは、「多様性の時代に、全員が同じように挨拶する必要あるの?」という疑問を持っているからです。
そこで、私たちが伝えているのは、挨拶の本質は“コミュニティの秩序を守るため”というシンプルな理由だということです。
■ 若手が“納得”する魔法のひとこと
ある新入社員研修の場で、実際にこんなやりとりがありました。
新入社員:「なんで挨拶しないといけないんですか?個人の自由じゃないですか?」
講師:「それは、思いやりや礼儀の話じゃないんだ。挨拶は、その“場”——つまり“組織”や“チーム”というコミュニティの秩序を守るためにある。秩序が守られなければ、誰も安心して働けないよね?」
この一言で、彼は驚くほど素直にこう言いました。
「なるほど。そういう意味なら、自分も挨拶します。」
■ 新入社員が「挨拶したくない」本当の理由
新入社員が挨拶を避けるのには理由があります。それは、「怠慢」ではなく、「恐れ」や「不安」から来ていることが多いのです。
年上の人に話しかけるのが怖い
タイミングが分からない
挨拶しても無視されそうで不安
笑われたらどうしよう…
だからこそ、「コミュニティの秩序を守るため」という明確で感情に寄り添う説明は、彼らの“防衛本能”を溶かし、納得と共感を生み出すのです。
■ 挨拶がもたらす5つの効果
さらに、挨拶はただの形式ではなく、組織にとって多くの良い影響をもたらします。
信頼と協力の促進 挨拶は、相手を尊重する姿勢の第一歩。関係性の土台になります。
心理的な安心感の向上 自分の存在が認められていると感じることで、安心して働けるようになります。
コミュニケーションの円滑化 「いきなり本題」よりも、挨拶から始まる対話の方が自然でスムーズです。
職場の雰囲気の改善 明るい挨拶が習慣化すると、職場全体がポジティブに変化します。
ストレス軽減と健康への好影響 実は、挨拶によってストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が抑えられるという研究もあります。
■ 挨拶の文化は「自然に生まれるもの」
挨拶を“強制”するのではなく、社員が「挨拶したくなる場づくり」をすること。 それこそが、経営者や人事担当者に求められる視点です。
そしてそれは、組織文化を整え、定着させることができる会社だけができることです。
■ 株式会社できる.の「挨拶から始まる」組織づくり研修
私たち株式会社できる.では、挨拶やマナーの「表面」だけを教えるのではなく、 「なぜそれが必要なのか」「どうすれば自然に続くのか」という“根本”にアプローチする研修やコンサルティングをご提供しています。
新入社員向けの「ビジネスマナー研修」
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組織文化に浸透させる「承認・対話力トレーニング」など
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