レゴ®シリアスプレイ®が「ものづくり生産性」と「人事生産性」を変える——金属加工メーカーで研修を実施しました
- 嵩龍 杉本

- 3 日前
- 読了時間: 4分
ものづくり生産性と人事生産性は同時に上がるのか?
答えは「YES」です!

先日、自動車部品を扱う金属加工メーカー(製造業)にて、 若手〜中堅社員を対象とした レゴ®シリアスプレイ®(LSP)によるチームビルディング研修を実施しました。
「コミュニケーション不足」
「改善提案が出にくい“カチカチ文化”」
「若手のやりがい・定着の課題」
といった、製造業の現場が抱えやすいテーマに対し、 今回は ものづくり生産性 × 人事生産性(離職防止・やりがい向上) の両面からアプローチするプログラムです。
■ なぜ製造業にLSPが効果的なのか?
金属加工や自動車部品製造の現場では、 作業が細分化され、関わりが限定されがちです。
その結果、
つながりが見えない
同僚の考えがわからない
若手が成長実感を持てない
改善が「一部の人の仕事」になりがち
こうした構造が、 生産性低下・離職・コミュニケーション不足 を引き起こします。
LSPは、この状況を一気に変える力があります。
■ 研修前半:無口なメンバーでも“話したくなる場”をつくる
当初、参加者は無口で控えめな方が多く、 普段は受講者同士で話す機会もほとんどないとのことでした。
しかし、ブロックを使って “自分の仕事”を見える化するワークから始まると、 緊張がゆっくりとほぐれ、会話が自然に生まれました。
担当者様からは、こんな声をいただきました。
「普段コミュニケーションを取る機会が少ない中で、 仲間や仕事に対しての思いや考えを多く聞けてとても良かったです。 無口なメンバーも自分の思いをしっかり言葉にできていたのが印象的でした。」
まさに チームビルディング効果 が現れた瞬間でした。
■ 研修後半:工程を“鳥瞰”することで生産性向上のヒントが見える
後半では、金属加工の現場に合わせ、 自分の工程 → 次工程 → 検査 → お客さま という流れをレゴでつなぎ、 ものづくり全体を俯瞰するワークを行いました。
ここで、参加者から次のような気づきが生まれました:
「自分の5分の遅れが、次工程の負荷になっていた」
「後輩が困っていても声をかけづらかった」
「無駄な動作や探し物が生産性を下げていた」
「チームの関係性が、品質や納期を左右している」
これらはすべて、 生産性向上(現場改善)に直結する“本質的な気づき”です。
■ 人事生産性:やりがい・協働・当事者意識の爆発的な向上
今回、特に大きかった変化が 人事生産性の向上でした。
仲間の“思い”がわかる
仕事の意味がつながる
やりがいが生まれる
協働姿勢が高まる
若手が自ら意見を言い始める
これは、離職防止において 最も強力な内的要因です。
担当者様の言葉を借りると、
「無口で大人しいメンバーが多かったのですが、 しっかり自分の思いを言葉にできていたことに驚き、嬉しく思いました。」
とのこと。 まさに、現場が前向きになる瞬間でした。
■ 研修の締めくくり:明日からできる「小さな挑戦」宣言
最後に、一人ひとりが
明日から変える“小さな改善”
誰を楽にするか
どの数字で効果を見るか
を宣言しました。
例)
「探す手間を30秒短縮」
「後輩へ1日1回声をかける」
「受け渡し位置を1つに固定する」
こうした“行動レベルの改善”が積み重なることで、 強い職場文化が育ちます。
■ 写真からも伝わる“参加型ワークショップ”の雰囲気
担当者様からは、研修中の写真についても
「参加型のワークショップの雰囲気がとてもよく伝わってきます」
とのコメントをいただきました。
■ まとめ:
ものづくり生産性と人事生産性は、同時に上がる。
技術・設備・仕組みだけでは、現場は変わりません。
人が変われば、生産性も、離職率も、職場文化も変わります。
今回の研修は、 金属加工メーカー/製造業の現場における 「生産性向上 × チームビルディング × 若手育成」 に大きな手応えを感じる時間となりました。
■ こんな課題をお持ちの企業様へ
若手の離職が続いている
チームのコミュニケーションを良くしたい
改善提案が出てこない
現場が「カチカチ」
外国人・新卒・中途が混在し、歩調が揃わない
ものづくり現場の生産性を底上げした
貴社の現場に合わせて、オーダーメイドで研修設計いたします。










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