【若手議員必見】レゴ®で政治が変わる?政策・選挙・チーム運営を革新する「レゴ®シリアス・プレイ®」活用術
- 嵩龍 杉本

- 2025年12月24日
- 読了時間: 5分

「会議をしても、声の大きい人の意見ばかりが通る」 「政策ビジョンが、スタッフや有権者にうまく伝わらない」 「選挙チームの一体感が、いまひとつ足りない気がする」
日々、複雑な地域課題や組織運営に向き合う中で、このような悩みを感じていませんか?
言葉だけの議論には限界があります。そこで今、ビジネスの最前線だけでなく、政治の世界でも注目され始めているのが、「レゴ®シリアス・プレイ®(LSP)」です。
今回は、NASAやGoogleも導入するこのメソッドが、なぜ若手議員の強力な武器になるのか、その理由と活用メリットを解説します。
そもそも「レゴ®シリアス・プレイ®(LSP)」とは?
「えっ、政治にレゴブロック?」と思われるかもしれません。
しかし、これは単なる遊びではありません。
LSPは、認知科学・神経科学・システム論に基づいて開発された、問題解決のための戦略ツールです。「手は脳とつながっている」という原理を使い、抽象的な思考をブロックで可視化することで、従来の会議では得られなかった深い洞察と戦略を引き出します。

若手議員の皆様にとって、LSPは以下の3つの領域で画期的な効果を発揮します。なぜレゴブロックを使うことが、これほどの効果を生むのか、その論理的なメカニズム(エビデンス)と共にご紹介します。
メリット1: 【政策立案】複雑な課題を「見える化」し、未来をシミュレーションする

政策課題は、多様な要素が複雑に絡み合う「システム」です。
これを口頭や箇条書きのテキスト(線形情報)だけで捉えようとすると、どうしても全体像や要素間の因果関係を見落としがちになります。
LSPでは、課題を3次元の物理モデルとして目の前に作り出します。
ビジョンの共有と全体像の把握(システム思考): 「3年後の理想の地域」を全員でモデル化することで、抽象的なビジョンが具体的な「絵」として共有されます。言葉の定義違いによる認識のズレが解消され、関係者全員が同じ完成図を見ながら議論できるようになります。
未来のシミュレーション(シナリオ・プランニング): 作成したモデルに対し、「もし不況が来たら?」「人口減少が加速したら?」といった外的要因のブロックを追加してみます。物理的なモデル上で影響範囲を検証することで、頭の中だけでは見落としていたリスクや連鎖反応を発見し、強固な戦略を描くことができます。
【論理的根拠】なぜ3Dモデルが効くのか?
人間は、複雑な情報を処理する際、言語よりも「視覚的・空間的」な情報の方が直感的に全体像を把握しやすいという認知特性があります。複雑な政策を物理的な「地図(ランドスケープ)」として配置することで、脳の認知負荷を下げ、単なる要素の羅列ではない「構造的な理解(システムとしての理解)」を促進します。
メリット2: 【選挙・チーム運営】「100%の参加」で最強のチームを作る

従来の会議では、「声の大きい数人が話し、残りは聞いているだけ」という「20:80の法則」がよく起こります。これでは、現場を知る若手スタッフや、慎重な性格のメンバーが持つ貴重なアイデアが埋もれてしまいます。
LSPの鉄則は「100%の参加」です。
全員が発言する仕組み(集合知の最大化): LSPには「全員が問いに対してモデルを作り、全員がその物語を語る」という強制力のあるルールがあります。地位や経験、性格に関係なく、物理的に公平な時間と場が保証されるため、チーム全員の多様な視点(集合知)が確実にテーブルの上に引き出されます。
自分事化(コミットメントの向上): 自らの手を使って構築した戦略モデルには、強い愛着と責任感(心理的オーナーシップ)が生まれます。「上から降りてきた指示」ではなく「自分たちで生み出した計画」となるため、選挙戦のような厳しい状況下でも、高いモチベーションと実行力が維持されます。
【論理的根拠】なぜ全員が話せるようになるのか?
通常の会議では「上手く話さなければ」という社会的プレッシャー(評価への不安)が発言を抑制します。
LSPでは、まず「ブロックを組み立てる」作業に没頭(フロー状態)することで不安が軽減されます。
そして、話す際は「人」ではなく、目の前の「作品」について説明すればよいため、心理的安全性が高まり、誰もが安心して発言できるようになります。
メリット3: 【対話の質】感情的な対立を防ぎ、本音(暗黙知)を引き出す

政治活動において、関係者や有権者の「本当のニーズ」を掴むことは不可欠ですが、本人すら言語化できていない想いや、立場上言いにくい本音(暗黙知)も多く存在します。
手で考えることで本音が出る(ハンド・マインド・コネクション): LSPの最大の特徴は「考える前に手を動かす」ことです。手は脳と密接に繋がっています。手を動かす刺激が脳を活性化させ、論理的な思考フィルターがかかる前の、直感的なアイデアや深層心理(暗黙知)がブロックを通じて表現されます。
「人」ではなく「モデル」を議論する(アイデアの外在化): 意見が対立した際、相手の人格を攻撃してしまうことは避けなければなりません。LSPでは、自身の考えをブロックに投影し、テーブルの上に切り離します(外在化)。 「あなたの考えは違う」ではなく、「このモデルの、この赤いブロックはどういう意味?」と、客観的な対象物(モデル)について議論ができるため、感情的な対立を防ぎながら、建設的で本質的な対話が可能になります。
【論理的根拠】なぜ感情的な対立が減るのか?
心理学的に、人は自分のアイデアと自分自身(自我)を同一視しがちです。そのため、アイデアへの否定を人格否定と受け取ってしまいます。LSPは、アイデアを物理的なブロックとして体の外に出す(外在化する)ことで、アイデアと自我を切り離します。これにより、参加者は冷静な観察者視点を持つことができ、感情的な防衛反応を起こさずに議論に集中できるようになります。

政治の世界には、目に見えないビジョンや複雑な人間関係、予測不能な要素が溢れています。
だからこそ、それらを「見える化」する技術が必要です。
LSPは、建築家が設計図を引くように、あなたのチームのビジョンと戦略をレゴブロックで具体化します。
見えなかった課題が見えるようになる。
聞こえなかった声が聞こえるようになる。
バラバラだったチームが一つになる。
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