採用担当だったら、学生に“企業の本当の魅力”をどう伝えるか?
- 嵩龍 杉本
- 7 時間前
- 読了時間: 6分

中小企業の人事・経営者のあなたへ──
2025年度の大卒新卒者における3年以内離職率は34.9%と報告されています。これは厚生労働省のデータ(2021年卒対象)に基づく数値で、過去15年間で最高水準に迫る値です。企業にとって、早期離職は、企業にとってのコストアップの大きな要因となります。いかにすぐに辞めない採用をするかが人事にとって大きな課題です。
とはいえ、あなたは採用活動において、
「自社の魅力をどう伝えれば学生の心をつかめるのか」
「説明会やパンフレットだけでは“熱量”が届いていないのではないか」
と悩んだことはありませんか?
限られた時間のなかで、企業理念やビジョン、制度の説明を詰め込みすぎてしまい、結果として学生の表情が硬くなる。採用担当として「もっと自分たちの想いを深く受け取ってほしい」と思う一方で、画一的なプレゼン資料ではなかなか伝わらないもどかしさに直面したことがあると思います。
さらに、オンライン説明会の普及によって応募者数は増えるものの、実際に入社後に「こんなはずじゃなかった…」とミスマッチが起きるケースも少なくありません。
これは、企業側が「価値観」「社風」「成長実感」といった“定性”の部分を、十分に“体感”として提供できていないからに他なりません。
そこでご提案したいのが、レゴ®シリアスプレイ®(LSP)という“手を動かし、心で感じる”体験型コミュニケーションです。
ただ聞くだけでは伝わりにくい企業の想いを、「ブロックで表現する」という能動的なワークを通じて学生自身に再現してもらう。
企業が大切にしている価値観を、自らの手で組み立てる過程で、自社のストーリーを“自分事”として腑に落としてもらう。
社員と学生が同じテーブルで向き合い、“本音の対話”をしながらビルドすることで、説明会では生まれ得ない相互理解と信頼を築く。
このように、「手を動かし、心で感じる」レゴ®シリアスプレイ®(LSP)を採用プロセスの一部に組み込むことで、一気に共感度と理解度が深まります。言葉だけでは届かない「企業の本質的な魅力」を、瞬時に、かつ深く伝えることが可能になります。LSPを採用プロセスに加え採用のミスマッチを減らし、入社後の定着率向上につなげる──そんな採用活動の新たな“秘密兵器”として、ぜひご活用ください。

LSPを採用プロセスに加えた事例
1. ビジョン・価値観の共感性|“社会課題解決チーム”を体感
通常採用手法:ビジョン説明/代表挨拶スライド
LSP導入例:学生にレゴで「自社の社会的ミッション」を表現してもらうワークを実施。
効果:言葉だけでなく、“自ら組み立てる”ことで目指す世界観が腑に落ち、共感の温度が高まります。
学生の声:「“ブロックで見える化”すると、自分が貢献できるイメージが湧きました」
2. 成長環境の具体性|“失敗を糧にする文化”を実感
通常採用手法:OJT制度やキャリアパスの説明文、事例紹介
LSP導入例:
OJT体験セッション:実際のプロジェクトを想定したミニ課題を、LSPでチームで制作する。
キャリアパス共有:社員モデルの「成長ストーリー」をブロックで再現し、学生に発表してもらう。
狙い:どこでチャレンジし、どこでフォローされるのかを“五感”で理解できる。
学生の声:「“失敗シーン”をブロックで組むと、“次の挑戦”が明確になりました」
3. 働き方の多様性と福利厚生|“あなたらしい働き方”を描く
通常採用手法:制度・補助金・副業許可・メンタルケアの項目列挙
LSP導入例:
働き方ビジョン・ワーク:リモート/オフィス/フレックスなどをイメージした“働く場”のレゴ作品作成をチームで統合モデル創造。
福利厚生マップ作成:社員が得たい支援をレゴで表し、制度とのギャップを一緒に探るディスカッションを行う。
狙い:「制度がある」だけでなく「自分のライフプランにどうフィットするか」を体感させる。
学生の声:「“自分の理想の1日”を形にしたら、御社で働く姿がリアルになりました」
4. 人間関係の透明性|“チームの対話風景”を目に見える化
通常採用手法:フラット風土や360度フィードバックの紹介文を作成
LSP導入例:
360度フィードバック・モデリング:上司・同僚から受けるフィードバックをブロックで再現し、伝える/受け止める体験。
部門横断プロジェクト体感:異なる部署メンバーでチームを組み、共通テーマをLSPで組み上げるワークショップ。
狙い:「実際に異なる視点を“手で感じる”ことで、多様性を肌で理解させる」。
学生の声:「“これなら風通しの良さを実感できる”と納得度が違いました」
実践!体験型情報発信で選考の第一印象をアップ
1日職場体験 × LSPセッション
一般的な職場見学に加え、LSPワークを取り入れた1Dayインターンを開催。
現役社員とのLSPグループワーク
ケーススタディをLSPで「手を動かしながら」議論し、選考後のギャップを減らす。
オンライン説明会にLSPキット送付
自宅から参加する学生にLSPミニセットを郵送し、オンラインで共同ワークショップを行う。
“共に最適解を探す”双方向コミュニケーション設計
質問例:「10年後の理想の働き方を、5つのブロックで表現すると?」
フォロー方法:LINEやメールで進捗を個別に確認し、LSPでの気づきを引き出す。
まとめ
最重要ポイントは、企業の採用活動では「企業のパッケージを押し付けない」ことです。
LSPでは、学生一人ひとりが自らのブロックを組み、対話しながら“最適解”を探すプロセス自体が、御社の本質的な魅力を伝え、共感を生み出す最高の手法です。
ぜひ、レゴ®シリアスプレイ®を採用プロセスに取り入れることで得られる主なメリットを改めて整理をすると。。。。
「腑に落ちる共感」を生む 学生自身が企業のビジョンや価値観を手で組み立てることで、説明を聞くだけでは得られない深い納得感が生まれます。
ミスマッチの大幅削減 社員と同じテーブルで対話しながら企業文化を体験することで、入社前のギャップを解消し、早期離職を防止します。
魅力的な“企業ブランド体験” 他社にはない「手を動かす採用イベント」は、SNSでも話題化しやすく、優秀な学生の応募を促進します。
定着率と生産性の向上 本質的な価値観への共感が高まることで、新入社員のモチベーションが維持され、長期的な戦力化が可能になります。
これらの効果を最大化するパートナーとして、株式会社できる.では豊富なLSPファシリテーション実績をもとに、御社の採用課題に合わせたオーダーメイドプログラムをご提供します。
採用活動の「ただ伝える」から「一緒につくる」へ。レゴ®シリアスプレイ®を活用して、御社の未来を担う人材と深い共創を始めてみませんか?
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