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【脱・CSR】事業を未来につなぐ。近江商人の哲学を進化させた「六方よし」

  • 執筆者の写真: 嵩龍 杉本
    嵩龍 杉本
  • 6 時間前
  • 読了時間: 4分


脱CSR 六方よし

脱CSR なぜ、今「三方よし」だけでは不十分なのか?


「人と組織が幸せに働き続ける未来をデザインする」株式会社できるの杉本です。


経営者の皆さまは今、「会社をいかに長く、強く続けていくか」という問いに日々向き合っていると思います。利益や売上はもちろん大切ですが、それだけで本当に持続可能な会社と言えるでしょうか?



そのヒントは、日本の商いの原点である近江商人「売り手よし・買い手よし・世間よし」という“三方よし”の精神にあります。この理念は、現代のサステナブル経営の基礎であり、今もなお多くの企業が目指す姿です。



しかし、VUCA時代と呼ばれる現代において、この三方よしだけでは、もう未来は拓けない、と感じているのではないでしょうか。



環境問題、人材不足、多様化する社会...。



これらの課題に応えるためには、私たちはさらに視野を広げる必要があります。



2020年からSDGsの中小企業への普及をしていた私は、SDGsの視点を「作り手よし・地球よし・未来よし」の3つを加え、「六方よし」として定義し、ご提案していました。




「六方よし」があなたの会社を支える6つの視点



脱CSR 六方よし

この「六方よし」は、企業が社会全体から信頼を得て、未来永劫にわたり選ばれ続けるための羅針盤です。特に4と6は、現代の経営課題に直結する重要な視点です。



  1. 売り手よし 健全な利益を生み出し、会社が経済的に自立し続けること。これが、社員の幸せの基盤です。


  2. 買い手よし 顧客が心から価値を感じ、「この商品・サービスがあってよかった」と満足できること。


  3. 世間よし 地域社会や産業全体にとって、貴社が不可欠でプラスになる存在であること。


  4. 作り手よし(社員とパートナー) ここが現代において最も重要です。**下請けや外部パートナーだけでなく、自社の社員自身も“作り手”です。**社員が会社に誇りを持ち、安心して力を発揮できる環境なくして、良いサービスは生まれません。社員エンゲージメントと協力者との信頼関係を両立させます。


  5. 地球よし 事業活動が環境に与える影響に責任を持ち、資源やエネルギーの持続的な利用に配慮すること。


  6. 未来よし 「これからの顧客」 つまり未来を担う子どもたちにとって、「この会社があってよかった」と思える会社であること。事業そのものに、未来の世代への貢献を織り込む視点です。



経営者の問い:「未来よし」をどう事業に組み込むか?


この「六方よし」の中でも、特に「未来よし」の視点は、既存のCSR活動を超えた、事業戦略の核となる可能性を秘めています。


未来の顧客である子どもたちが大人になったとき、貴社の存在が彼らの生活や社会を豊かにしていたか。その問いへの答えこそが、企業の究極の信頼となり、次の100年を支える力になります。



  • 環境保全への投資は、未来の資源確保につながる。

  • 地域の子どもたちへの教育支援は、未来の優秀な人材と顧客の育成につながる。



このように、「未来よし」は、遠いコストではなく、未来への確実な投資として機能し始めるのです。



「六方よし」を、あなたの会社の土台にしませんか?


「六方よし」は、単なるスローガンで終わらせてはいけません。


この6つの視点を明確にすることで、社員の行動が統一され、採用力が向上し、結果として持続的な成長を実現します。


  • 「作り手よし」を実現するために、社員が本当に働きがいを感じる組織文化を築きたい

  • 「未来よし」の理念を、具体的な事業戦略や商品開発に落とし込みたい

  • しかし、理念経営をどう進めるか、組織への浸透に悩んでいる


もし、貴社がこのような本質的な課題に直面しているなら、ぜひ私たちにご相談ください。


株式会社できるは、「六方よし」の考え方に基づき、御社の事業規模やフェーズに合わせた理念の構築から、組織への浸透、そして具体的なアクションプランへの落とし込みまでを、伴走型で支援します。



未来の世代に胸を張って残せる「六方よし」の会社を、私たちと一緒につくりませんか?


まずは、貴社の未来への想いを、私たちにお聞かせください。


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