“カードゲームとレゴ®で学ぶSDGs”──大学授業から見えた未来志向の学びと、企業へのヒント
- 嵩龍 杉本
- 4月21日
- 読了時間: 3分
【授業で何が起きた?】
「SDGsって、どこか遠い世界の話だと思っていた」そんな学生たちの認識が、たった2回の授業でガラリと変わりました。
北陸学院大学社会学部にて、当社 株式会社できる は、2週にわたるSDGs授業を実施。使ったのは、カードゲームとレゴ®ブロック。「遊びのような学び」が、想像以上に深い“気づき”を生み出しました。
第1週目:「Get the Point」で“資源の有限性”を体感
第2週目:LEGO® SERIOUS PLAY®で“社会課題”を可視化し、対話
学生の声にこそ、今の組織づくりや人材育成に活かせるヒントがあります。
【1週目】“競争”より“協働”が資源を活かす──カードゲームの魔法
▼ SDGs学習カードゲーム Get the Pointとは?
「たくさん得点を取った人が勝ち」…単純なようで、奥が深い。資源を使ってアイテムを獲得し、ポイントを稼ぐこのゲームでは、自分だけ得をしようとすると、資源が枯渇してゲームが破綻します。
ルールが変わると、「協力しないと勝てない」構造に変化。すると、学生たちはこう気づき始めました。
▼ 学生たちの“生の声”
「思った以上に普段から資源を使いすぎている」
「“1年分の資源を8月で使い切る”のが衝撃だった」
「協力した方が、結局みんなも自分も得をする」
「有限な資源を、次世代にどう残せるか考えるようになった」
まさに、持続可能性を“自分ごと”としてとらえる第一歩になりました。
▽ この授業が企業に与えるヒントとは
気づき | 組織での活かし方 |
資源は有限 | 時間・人材・予算を「浪費せず活かす」意識を育てる |
協力が成果を高める | チーム間の連携・部門横断プロジェクトの促進 |
未来への責任 | SDGsやESG経営、サステナビリティ教育の導入 |
【2週目】「見えない課題」がカタチになる──レゴ®で対話する未来
▼ LEGO® SERIOUS PLAY®(LSP)とは?
手を動かしながら考えることで、思考が深まり、対話が広がる。レゴ®ブロックを使って、自分のイメージを“立体的に表現”しながら、他者と対話するワークです。=>詳しくはこちら
LSPでは、こんな未来像が学生たちの手から生まれました。
▼ 学生たちの“表現と気づき”
「AIに仕事を奪われる未来が不安」
「貧困や格差を、みんな違う視点で見ている」
「どんな問題にも“人間の行動”が関係している」
「ブロックを通すと、話すのが苦手でも自分を表現できた」
個性・不安・社会課題──それぞれが“見える化”されたことで、深い共感が生まれました。
▽ この授業が企業に与えるヒントとは
多様な視点の統合 ─ サイロ化を超えたチームビジョンづくりに最適
心理的安全性の向上 ─ ブロックという“媒介”が、上下関係や遠慮をやわらげる
AI時代の人間らしさの再発見 ─ クリエイティブ思考・協働力・課題発見力が重要になる時代に
【まとめ】
“体験からの気づき”が、人と組織を動かします。
企業でも、SDGsや組織づくりの学びは「まず体験」から始まります。
資源や人材を「未来につなぐ視点」 多様性を生かす「対話の力」 この2つを育てる場づくり、私たちにお任せください。
株式会社できるが提供する研修サービス
SDGsカードゲーム研修(Get the Point)
LEGO® SERIOUS PLAY® ワークショップ
理念浸透・行動指針づくりの対話型プログラム
研修後の実行支援コーチング
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